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ココイチの「廃棄カツ」の諸々の対応について

ココイチさんから廃棄された「冷凍カツ」が、産業廃棄業者から転売されて愛知県のスーパーに陳列してしまった問題が発生しました。正直、産業廃棄物扱いになっているものが、再流通しているのでは?という疑念は以前からあったのですが、ここまで堂々とやっているとは思いませんでした。横流しをした産廃事業者である「ダイコー」が一番悪いのはもちろんですが、それを箱を詰め替えたりしながら再販売をした会社「みのりフーズ」も同罪です。ここについては、ニュースでも色々叩かれてますが、許されることではないと思います。

会社を経営するものとして、今回の事件において素晴らしいと思ったのはココイチ社の危機管理体制を支える「情報伝達能力」だと感じました。元々、今回の事件はココイチのFC店舗でパート従業員として働く女性が、買い物先で見つけたビーフカツに疑問を感じたことが、事件を明るみに出すことになった発端となっています。「あれ?これってうちの店舗で使っているビーフカツによく似てるな〜」というレベルで、せいぜいパート従業員の中でちょっと話題になったくらいで終わるところが多いのではないでしょうか? ましてや、直営店舗ではないFC店であればなおさらココイチに対するロイヤリティなども薄くなるでしょうし。結果としてパート従業員からあがってきた報告をFC店舗の店長なりがFC本部に懸念事項として上げ、速やかに調査をし、事件として明るみに出たという一連の流れは、FC店を巻き込んだ社内における意思伝達能力の高さを見せつけられたようです。

しかも、驚くべきは調査に必要とした日数が概ね2〜3日程度という脅威の調査スピード。1,000店舗以上のチェーン展開をしている会社で、ここまで迅速に「もしかしたら」案件を調査し、公表することができる会社は少ないのではないかと思います。普段から、そうしたリスクマネジメント意識がチェーン全体でできている体制づくりに、ただただすごいなぁの一言です。当社も社内では「トラブル・エラー・イレギュラーはすみやかに報告するように」という通知は出していますし、今のところ現場でそういった情報が滞留することはないとは思っていますが、会社が成長するにつれてこうした意識は常にもっていないといけないなぁと改めて思いました。

 

<余談>
さて、そういったいわゆる「神対応」をしたココイチに対して、情報番組「とくダネ!(フジテレビ系列)」の司会である小倉氏が、相当「感覚がずれた」発言をしています。

小倉さんは、「それなりの理由があって廃棄されるんだろうと思いますが」と前置きしながら、「シリアでね、1週間食べものがなくて餓死している子どもたちがいる一方で、こんな風に廃棄されている食品もあるってなんかねぇ」とコメントした。笠井伸輔アナウンサーがすぐに「ただ、安全性に問題があるので捨てられたというわけで…」と軌道修正したものの、「なんでそれだけ余分な食品が出てしまうんだろうね」と最後まで納得しきっていない様子だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00000003-jct-soci

おそらく何とか自分の発言を通して番組内で存在感を出したいと思っているだけなんでしょうが、何なんでしょうね…? 「なんで、それだけ余分な食品が出てしまうんだろね?」と言ってますが、チェーン店である以上大量に生産をしないといけませんし、欠品をさせるわけにもいかない。ある程度見込みで生産しないといけないというのは食品業界にとって避けられないところでしょう。欠品だらけのレストランに誰が行きたいと思うんでしょうか…? 確か、小倉氏は焼肉屋を経営しているかと思いますが、ここまで言うならそれこそ廃棄ロスはゼロの経営努力をされているんでしょう。素晴らしいです。とりあえず、噛みつきたいだけ。何かアラ探しをしてニュースにしたいだけ、というTVはもう不要だと思います。

 

 

 

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