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検討に時間をかけ過ぎない

「拙速」という単語がある。

「早くやっても質が低下してはダメだ」という意味で使われることが多いが、検討は判断に関しては「時間をかけたらよい判断ができる」という訳でもないため、この主張についてはいつも疑問を持っている。

「慎重に検討する」「時間をかけて検討する」というと、一見良さそうな感じだが、ここには大きな落とし穴があると私は思う。実際のビジネスや行政手続きなどの場面では「検討の時間だけがやたら長い」「とか「検討のスピードが遅い」あるいは「検討に着手するための段取りにかかる時間が長い」など、「実際の検討の質」が高いというわけでないことが多い。決めたくない、決めたのが自分でありたくない、という思いがあるばかりに、必要以上に検討時間をかけることは、前々職や行政担当者と仕事をしてきて嫌なほど感じてきた。

これは経験則だが、やる前に通常議論を延々として、「リスクの洗い出し」に執着するくらいであれば、さっさと60点・70点レベルで動いた方が無駄はないし、対応が早いため状況の悪化を防ぐことができる。さっさとやることで、顧客や相手の反応を見ることもできるし、いい意味で軌道修正を行いやすくなる。もちろん、残り30点・40点については並行で実現するための施策を考え続けるのは当たり前だが、100点を目指していたらいつまでたっても「検討」から前へ進むことはできない。さらにきつい言い方をすると、そもそもそれが「できる」と判断して実行に移したところで絶対に100点は取れない。100点を取れると判断したということは、「顧客や周辺環境を100%理解して、100%業務プロセスも出来上がった」と自分が判断したということだ。残念ながら、顧客や周辺環境はそこまで底が浅いものではない。やってみるまでわからないことだらけだ。

ゆえに、やると決めたら「必要最低限のことを検討」し、スピード感もってまずは実行に移し、実行しながらPDCAを回していくしかない。

余談だが、こうした意識を持って行動ができないなら、創業やら起業やらビックワードの影響を受けて新しい事へ挑戦したいというなんとなくの思いつきで「自分は○○○○をしたいです」とか「○○○○に挑戦してみたいです」というセリフは口に出してはいけないと思う。そういう人に、巻き込まれる周囲の人間が迷惑をうけることもあることを考えてもらいたいとは思う。

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