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柏市・流山市で保育園・病児保育・子育て支援分野で圧倒的地域No.1を目指す社長ブログ

第4回子ども子育て会議に出席してきました

本日、第4回子ども子育て会議へ審議委員として出席をしてきました。1ヶ月以内には議事録が公開されますが、今回の会議は色々とツッコミどころの多い会議でした。ザックリまとめると下記のような指摘をさせてもらいました。

<そもそもの話>
資料を前日にポスト投函するというのはいかがなものか? 私は仕事を終わって帰宅して資料を見たのは深夜23時である。そこからこの資料を読み込み、意見をするための下準備をすることになる。市議会等に対してはもっと前もって資料の準備をするはずなのに、市長の諮問機関である子ども子育て会議は直前というのは困る。資料の取りまとめに時間がかかるのは理解するが、少なくとも1週間程度もっと余裕をもった配布をお願いしたい。

 

<新しい認可保育所の定員設定について>
1)整備目標に対しての進捗をきちんと出して欲しい。
いま時点での各地区ごとの整備目標量とこの定員設定をすることで、それがどのように変化をするか? また、それに対しての需要超過状態がどのように解消に向かうか? 次回からでいいので目標の予実対比になる資料をつけてもらいたい。

2)A園(現時点では仮称とします)について
「この分園の定員設定(0歳10名、1歳10名、2歳10名)に対して本園・系列園を含めて3歳児の定員増加がない。 3歳児のときの受け皿をどう考えているのか?」という質問に対して「本園およびおおたかのエリオの系列園で受入を考えている。」というのは受け皿の確保がきちんとできているとは思えない。なぜなら、今挙げた本園および系列園での受入は弾力化を使っても10名の受け皿になっているとは思えない。おそらく3,4名程度は本年でも系列園でもない別の保育所への転園を必要とするはずである。事前に納得をして入園する。という説明があったが、それで本当によいのか? 事前の定員設定において認識が甘いと言わざるをえない。
また、今回の3歳児については小規模保育事業の卒園児ではないため、あくまで一般の卒園児と同じ扱いでの入所審査になるはずであり、結果として転園ができずに3歳児待機児童を生じかねない。小保連が色々流山市と一緒になって3歳児待機児童を生み出さないようにしてきた流れに逆行するもので、執行部自ら行ったことについては非常に残念だ。

3)B園(現時点では仮称とします)について
「0歳児5名、1〜5歳児の定員設定が8名となっており小保連から依頼をしていた定員設定の件について守られていない。新規認可保育所の許可にあたって2歳と3歳の段差を設けるという方針はなくなったのか?」という質問に対して「面積的な側面から、事業者からの要望で」という回答があったが、これは納得感が低かった。
1-2歳児の定員を1名減らすことができれば、3-5歳の有効面積との合計で段差を1名設けることができたはずである。その指導・要望を強くしなかったのは流山市のスタンスが事業者によって変わる。と判断せざるをえない。また、図面を見る限りムダなスペースがあり3-5歳のスペースをもう少し確保できたはずである。図面確認の段階から流山市側に(段差を作らなければ)という意識が欠落していたと感じる。

また、この「定員設定」の課題を見る限り、事業者によって流山市の向き合い方・指導や要望の度合いが変わるということが見えてくるため、今後は是正をお願いしたい。

 

<130の事業評価について>
1)まずもって評価が甘すぎると思う。なにをもってA・Bとなるか明確でない。一般的な企業経営の立場から言うと、目標がありその目標に対しての達成度を明確にすべきである。また、この件についてはかねてから子ども子育て会議で何度も指摘をしているにも関わらず相変わらずこの点が直っていない。 例えば、3の「子育てハンドブックの発行」にしても「発行をした」からAというのは理解に苦しむ。発行するのは当たり前で、発行をすることによってどういった効果を狙い、それが発行前と発行後でどのように変化をしたか?それを定量・定性の両面から評価をしてはじめてAやBといった評価になるはずである。

2)☆がついている重点施策に関してだけでも、細かな議論をすすめるために部会または非公開会議などの設置を強く求める。このままでは単なる数字をあわせておしまい。ということになることが懸念される。

3)次期計画への位置づけについて「なし」になっているものがあるが、子ども家庭部以外のところが担当しているものが多いと感じる。あえて外す必要があるものでなければ、残すことがよいと考える。

 

<保育・教育量の見込みについて>
1)以前、提出した意見書には記載したが「そもそもどの時点で待機児童ゼロ」を流山市としては目指すのか? 期初か期末か?という質問をしたが、「国基準での待機児童数で期初(4月)のゼロと考えている。」という考えが示された。これは考え方であるため、良い・悪いではないとは思うが、要するに毎年の期初段階でゼロになっていれば、期中の待機児童発生についてはやむを得ないという考えであるということであると感じる。

2)無償化の影響についてどのように織り込むのか? → 今回配布した資料には反映させておらず、また明確に方向性は確定はしていないということだったため、次回の資料には考え方を反映させておいてもらいたいと要望を行った。また、3年後の見直しにあたって特に無償化の影響が大きい2号認定の予備軍である、現在の3号認定についてはアンケートを取るなりして、その意向を検討資料として見直し段階で出せるようにしておくべきである。

 

いずれにしても、色々とツッコミどころが多い会議だなぁと改めて思うとともに、どうも私一人が話をしている感が強くなるので、適宜他の委員のみなさんにパスを出そうかとは思う。

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