21Sep
HRMの授業で配布された資料のまとめです。
1.部門責任者の役割
色々な定義があるが、煮詰めていくと次の一言に昇華することが
できる。
企業価値を高めるために会社に貢献すること
そして、企業価値とは「人」と「仕事」の質を
高めることである。
この「人」と「仕事」に対して、「変革」と「堅持」の2軸を加えて、
4象限をどのようにコントロールするかが部門責任者の役割の
本質である。
※「変革」とは変えるべきもの
※「堅持」とは不断の継続のため、徹底維持するもの
1)「人」+「変革」
人材の発掘、人材の育成
2)「人」+「堅持」
部下のモチベーション付け
3)「仕事」+「変革」
課題の発掘、課題の解決方法の模索
4)「仕事」+「堅持」
当たり前のことを習性になるまでやり続けること
2.組織における部門責任者
組織における部門責任者は以下のように、中間に位置付け
られる。
経営者--部門責任者--第1線の社員
こうした位置づけであるため、経営層と現場第一線の社員
をつなぐ「橋渡し役」である。
1)経営者の想いを「翻訳」して現場に伝える。
2)現場の意見・実情を「翻訳」して経営者に伝える。
いずれにしろ、「翻訳」を行うということが、部門責任者には
重要なスキルの一つとなる。
⇒そのためにどうするか?
⇒現場の知識+経営の知識
⇒自助努力による人材としての厚みを増さなければならない。
3.部門責任者の姿勢
1)ミッションを確かめる
ミッションとは具体的な「期待」であり、果たすべき「責任」
である。
しかしながら、状況は刻一刻と変化するため、最初に
経営者や現場社員との間で確認したミッションは変わる
可能性がある。
↓
コミュニケーションにより、常にすり合わせをする必要あり
2)人が育つ環境を提供する
部下は仕事を任せたときに、自ら進んで責任を自覚し、
創意工夫を行うものである。
そのように部下が動かないのは、そのように「認識」を
させることができていない、部門責任者の責任でもある。
3)何としてもやり遂げるという強い想い
自分とその部門に与えられた「期待」「役割」「責任」に
対して「何としてもやり遂げる」という強い使命感と
想いは不可欠な要素である。