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リカバリーショットの大切さ

幸か不幸か、私はもともと社内SEやPGだったこともあり、システム設計・ネットワーク設計・端末設定等の一通りのシステム回りの対応ができてしまいます。そのため、今まで社内のシステムについては、ほぼすべて私一人で対応してきました。先日の新しいWindows端末を10台近く初期セットアップからネットワーク設定、プリンター設定、NASの設定etcとすべて設定を行いました。

でも、そろそろそれも止めたいと思っていて、昨年末くらいから社内SE体制をどうするか?を悩んでおりました。一人の社内SEを雇うことも考えましたが、そこまでの規模でもないし。。。外注で見積もりをとると月に10万以上の見積もりがくるなど悩んでいました。

 

そんな中、当社の社内システム回りすべてを、ある会社さんにお任せしようと決めました。

 

実は、この会社ですが昨年の今くらいに社内の電話をクラウド内線化しようとして、大きなトラブルを生じさせて私の逆鱗に触れた会社なんです。
色々と思い返すと、その会社としても色々な不運が重なったこともあると思いますが、いずれにしても当時の先方の担当営業が思い込みなどで進めたことが、ことごとく私の逆鱗に触れるような結果を招いてしまっておりました。

正直、当時は「解約して、かかった費用をすべて損失補填をさせよう」とまで思っていた時期がありました。

ただ、そこからのその会社は動きが違いました。
速やかに事業部の最上長が謝罪にくるだけでなく、営業の担当替えや技術面での担当者のアテンドなど、こちらが期待している以上の対応を矢継ぎ早に行ってくれました。

 

正直、その後も色々なトラブルが続きましたが、担当してくれている営業と技術のお二人が、夜遅くまで一生懸命対応してくれている姿を見ていると、とてもうれしく思うとともに昔の自分を思い出しました。

「あ〜そう言えば、理不尽な担当替えで先の担当者のケツを色々ふかされたなぁ。。。」
「そうそう、システムが絡むと夜遅くなるんだよねぇ。。。家に帰る頃は午前様だもんなぁ」
など、昔の自分を思い返すようになりました。
※今思えばすごい対応をしてくれたものです。

 

トラブルやミスが生じたときにどのように対応するか?どこまで真摯に相手に向き合って対応できるか? 最大限の努力を感じてもらえるか?
トラブルシューティングの基本のキではありますが、この会社さんの営業と技術のお二人を見て、それを改めて思い出させられました。

 

私は失敗をしたことを責めたことはこの会社を始めてから一度もありません。
そうした失敗やトラブルが生じたときに、どう動くかを見ています。
なので、「言い訳」「他責」の発言や行動が見えてしまうと萎えてしまうのですが、「自責」で最大限リカバリーさせようと努力している姿を見ると、結果はどうあれなんとか見守ってあげたくなるのです。

多分、多くの社長さんってそんなところあるんじゃないかな。。。と改めて思いました。

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