1Feb
会社を立ち上げてもうすぐ1年半になりますが、そのおかげか「ベンチャー企業を自分で作りたいんです」という相談をうけることが増えてきました。
チャレンジすることは、本人にとっても勇気のいることですし、私もそうした溝を飛び越えてしまった側の人間ですので、素直に応援しようと思っています。
個人的には、まだまだ応援して欲しいヒヨコの身分なんですが…
今日は、まだヒヨコベンチャー経営者として、ベンチャーの世界へ飛び込む前にやっておいた方がよいと思っていることを、いくつかまとめてみました。
あらかじめお断りいたしますが、これは私見であって絶対的な正解でもないですし、異論があることは私自身も理解しております。生暖かく見守ってくれるとうれしいです。)
■2年は無給で生活できるだけの生活費を貯める
圧倒的な技術・スキルやノウハウをもとに、参入障壁をガチガチにくみ上げる事ができるような商品・サービスを思いついていて、VCからアイデア段階で多額の資金を調達できるような人であればこの心配は不要かと思います。
ただ、残念ながら多くの人間は「凡人」なんです。
重要な事なのでもう一度言います。
大抵の人間(私も含めて)は「凡人」なんです。
そうした場合、スタートアップ当初の資金は主に「貯金」「借入」の2つに絞られると思います。
借入についても、創業当時で入手できる資金なんて、個人保証を付けて数百万円がいいところでしょう。そうすると、自然その会社の血液である現預金は、事前に蓄えた「貯金」になると思います。
この段階でいくら貯めておくか?というところが、創業当時の会社運営にとって結構重要になると感じています。
個人的な感覚ですが
初期投資+当初2年分の「運転資本」と2年分の「生活費」
が妥当なところではないかと思っています。
なぜ、生活費を貯めておいた方がよいかですが、会社から給与としてお金をもらうことは、最低でも営業黒字化するまでは極力控えた方がよいと思っているからです。創業間もない会社で、黒字にもなっていないのに自分の役員報酬を支払うのは、自らの足を食べるタコのようなものです。
また、2年分の運転資本については、万一借入ができなかったときに、BEP到達前に倒産するリスク回避のためです。(ベンチャーの借入ほど不安定なものはないです)
しかし、一方で「貧すれば鈍する」という言葉もあるように、生活不安があると思考も鈍ります。
そういう意味で、ある程度の生活レベルを維持しつつ、2年間は会社からお給料をもらわなくてもやっていける生活資金は貯めておいた方がよいと、私は感じています。
■当初の事業計画・プランは崩れると思っておく
創業前に作った事業計画は希望に満ちあふれており、本人は「成功間違いなし」と思っている場合が多いです。かくゆう私もそうでした。
全員が全員、その通りとは言いませんが、当初立てた事業計画・プランはまぁ崩れると思っておいた方がよいです。しかも、悪い方へ崩れることがほとんどです。心づもりがあるのとないのとで、最初の半年・1年での精神的な苦しさは大きく異なります。
事実、私の知人で勢いでベンチャーを興してしまった人興した人がいますが、当初の計画通りに営業成績も上がっておらず、会うたびに陰気な雰囲気がにじみだしてきています。
■会社を辞める前にローンは組んでおく+カードは作れるだけ作っておく
ベンチャー企業経営者には今の銀行をはじめとした金融機関は非常に冷たいです。
特に新規でクレジットカードを作ろうとしても、審査はまず落ちると思ってよいと思います。自宅を購入したり、車を購入したり(まぁそんな金があるなら、創業資金に回せとは思いますが…)するときのローン審査もまず通りません。
これは、銀行の人に怒られるかもしれませんが、会社を辞める前にそうした「自分の信用が必要になる商取引」はなるべく済ませておきましょう。
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