8Jan
昨年、地元で行きつけにしているお店で、webサイトとfacebookページをセットで作る機会をいただきました。毎月の運用費なんて、ほんとに1回集金がてら飲みに行ったら赤字になってしまうくらい。
まぁ、私個人としてはほとんどボランティアに近い状態なんですが、「それもありか」とも思っています。仕事でやるというよりは、地元の「付き合い」というものの流れでやったという意識の方が強いので、気にはしていないんです。
で、何が言いたいかというと、起業を考える人にとって、「エリアデバイド」って意外とビジネスチャンスになるんじゃない?ということ。
都心で仕事をしていると、情報社会のありがたいところでもありますが、次から次へと新しいサービス・商品が生まれては消えて行くのを肌で感じることができます。
それが、知らず知らずの間に「当たり前」になってしまっているんですが、ちょっと都心から数十キロ離れるだけで、一気に浸透度というかリテラシーというか、感度というか… そういったものが地元経済社会では低下します。
私も地元で仕事をして初めて気づきましたが、webというものに対する感覚が「ホームページ」と呼んでいる時代から進んでいない人が多いというのが実感です。だからこそ、地元の中小企業でよく分かっていない人を相手に、悪徳なweb制作会社やSEO対策会社やらが営業をかけて、甘い汁をすう事が出来る状況になっているんですけど。
ソフトバンクの孫社長のタイムマシン経営ではありませんが、都心のサービスはそこで取捨選択され、生き残ったものが地方へ流れてくるので、その流れを早めに捉える事ができれば、地域の中である程度先行者優位に立てる可能性はあるのではないかと思います。
ただ、じゃぁ都心にオフィスを構えている会社が営業だけ展開すればいいじゃないか?という話になるのですが、そういった会社は地方ではまず相手にされないでしょう。
なぜなのか?
やっぱり、泥臭いですが「地元の会合に顔を出して」「酒席などの付き合いもそれなりの頻度で行い」「地元の人が地元の人に仕事の話をする」という形でないと、地方の企業を相手にした仕事はうまくいかないと思います。
逆説的ではありますが、資本力が少ないスタートアップ当初は、地元に根ざした仕事から始める方が、確実性は高いのではないかなぁと思ったりもします。(当社もありがたいことに、お付き合いの中からお仕事をいただくことができ、初年度としてはまずまずの滑り出しをできたという経験がありますので)
個人的に起業における最初の試練であり、最大の試練は「何でもいいからCFを安定させて、まずは生き延びることができる目処を立てる」ことだと思っています。そうした中、自分なんかよりも遥かに知識も経験も優れた猛者達が群雄割拠してユーザの心も移ろいやすい都心で起業をすることがよいのか?というと私は少し疑問に思うようになっています。
都心との情報網を有している事が、地元での「飯の種」になることもあります。また、顧客もどこの馬の骨とも分からない都内の会社より、地元の会社を信用する傾向が依然としてありますので、エリアデバイドにおけるビジネスチャンスと私は思います。
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