2Mar
会社が取り組む事業には「ストック型」と「フロー型」の2種類の事業があります、
「フロー型」とは毎月・毎年ゼロからスタートして、1つの仕事が終わるとまたゼロからスタートするという宿命があります。主な事業としては小売とかですね。
一方、「ストック型」とは、決まった顧客に対して繰り返しサービスや商品提供を行う事業です。当社が営んでいる「保育事業」などはまさに「ストック型」の典型ですし、最近増えてきたサブスクリプション型(サブスク型)の月額課金制サービスなどもそれですね。
フロー型の仕事が、大きな仕事が決まるとドカンと売上が上がる反面、売れなかったときは売上がゼロになるため、売上が安定しない。という欠陥があります。
また、今月いくら頑張っても来月はまたゼロから数字を積み上げていく必要があり、数字に追われる事業経営にならざるを得ません。
そのため、会社によっては「会員制」などを取り入れたりすることで、いかにして安定させるかを試行錯誤しているところもあります。
ストック型の事業はドカンと大きく売上があがることはものの、着実に売上が上がるため、経営的には先が読みやすくなるので経営者としても精神的にとても楽です。
ですので、当社はストック型の事業以外に手を出す気はありませんし、仮にフロー型の事業に取り組むとしても、その事業売上の一部でもストック型に転換できないか?という考えで行っています。
私の知り合いの社長に不動産仲介を立ち上げて必死でやってきている社長がいます。不動産仲介は、1件1件の仲介の積み上げのためフロー型ビジネスです。
「10年近く必死に働いてきたけど、結局何も手元に残ってないんだよなぁ」
その社長がふと会食をしたときに漏らした言葉が今でも心に残っています。と同時に、ストック型しかやらないという自分の経営方針には間違いはないと革新しました。