18Jul
これもHRMの授業で先生より教えてもらったこと。
※出典は「よき経営者の姿」(伊丹敬之:日本経済新聞社)
よき経営者が普遍性をもって有している3つの資質
1.エネルギー
2.決断力
3.情と理
1.エネルギー水準が高いこと
様々なエネルギーがあるが、経営者としては特に「厳しい状況」
に身を置いたときに、そこで踏ん張るエネルギーが極めて重要。
エネルギーとは単に体力のことではなく、以下のような式で定義
される。
バイタリティ(エネルギー)=知力×(意力+体力+速力)
意力 : 意思の強さ ⇒ 自分の行動についての志の高さ
体力 : すべてのバイタリティの源泉
速力 : 必要ならば動けるではなく、「常に動き続ける」
これに「知力」が乗数として入ってくる。
知力 : いくら意力・体力・速力を持っていても、知力が低ければ
意義のあるバイタリティは生まれない。
⇒知力とは「論理的に考える力」
⇒100%の正解はないが、ギリギリまで踏ん張って考える
力が経営者には必要
2.決断力
経営者は組織の命運を決めることを迫られることが多々ある。
その時に、考えて考え抜いた上で、きっぱりと進むべき道を
示すことが求められる。
これが「決断力」
決断力=判断力+跳躍力
判断力 : 正しいであろうと「自分なりに納得ができる推論」を
立てる力のこと
⇒判断力の源泉は「現場」にあり
跳躍力 : 判断と行動の間の「深い溝」を飛び越える力・意思
⇒跳躍力の源泉は「哲学」「倫理観」
⇒考え抜いた後は、「大きなものに受け入れられる」と
いう意識で、思い切りよく跳躍する。
3.情と理
「情」とは人間の心情
「理」とは物事が動く論理
経営者はその両方をバランスよく考えられることが求められる。
人は「理」だけでは動かない。
人は「情」だけでも動かない。
さりとて、「理」「情」なしでは動かない。