27Jan
我が国の政治に携わっている皆様はどうも、与党になると閣僚が失言をして辞任するというのが恒例行事になっているようです。どうも脇が甘いというか、虎視眈々と失言を狙っている方に狙われているのか。。。いずれにしても、「任命責任」という単語が生み出されるくらい、
ひるがえって、会社についても同様のことが言えるのではないかと思っています。一時期、飛ぶ鳥を落とす勢いで、「我社の前に敵なし」と言わんばかりに事業展開をしている会社が、今は見る影もなくなっていたりするケースをいくつも見ています。また、波はあるものの、着実に会社や事業を成長させている会社も一方で存在します。この違いは何なんでしょうか? 私は目の前の事象に対する、経営者の意識の持ち方ではないかと考えています。
物事が順調に進んでいるときは、ちょっとした異音を見落としてしまう。順調に進んでいるがゆえに「なんとかなるさ」とタカをくくってしまう。で、何度かは会社・事業が順調が故に、大事にならずに乗り越えてしまう。そうした経験を何度か繰り返すと、異音を見落とすセンサーが麻痺してきてしまう。 そんなときに、ちょっと大きな落とし穴が目の前に来ても「大丈夫、落ちないよ」と考えてしまったり、そもそも落とし穴の存在に気づかずに前へ進むことだけを考えてしまう。その結果として、取り返しの付かない「エラー」を生じさせてしまう。結局、ここに行き当たるのではないかと思っています。
自社・自分でできることには限りがあります。なので、会社・仕事においては、まず「相手を思いやること」そして「何を求めているか、常に考え続けること」が大切だと思いますし、それを継続的に実行していくには自分に対する「おごり」を捨てなければならない。
忙しいときほど丁寧に
卑屈になるのではなく、自分が「おごり」の気持ちを持ってしまう可能性を常に頭に入れつつ、お客様に向き合ってゆきたいと思います。