12Jan

これは当社という訳ではなく、今までの人生で会ってきた方を見ていて感じることですが、結局世の中には2種類の人がいると思っています。
何歳になっても「変われる人」とまったく「変われない人」この2種類です。
で、その上で圧倒的に「変われない人」の方が多い。というか、「変わる必要性を感じない人」といった方が正確かもしれません。
そもそもなんで変わらないといけないのか?
自分たちにとって身近な例を取れば、10年前にスマートフォンなんていうものが想像できたでしょうか? 車の自動運転は遠い未来の話だと思っていませんでしたか? それだけ時間の流れや世の中の変化というのは、急激に進んでいるということをまず自覚するべきなのです。今後、AIなどによって人間「でなくてもよい仕事」が増えてきます。そうした中、「今まで通りの仕事」をしていても会社・社会が守ってくれる。と胸を張って言えるでしょうか?
だから、昨日より今日、今日より明日、どうしたらもっとうまくできるか? 何か改善するところはないか? そうした意識で日々に向かい合うのが、これからの時代には必要不可欠な感覚なのです。
変わるためのステップ
変われるかどうか?というのは結局のところ「意識の持ち方」一つだと私は思っています。「変われない人」を見ていると「どうせ私は●●がないから」とか「その業務はやったことがないので」とか、果ては「自分は頭がそこまでよくないので」という変な理由で挑戦をするという思考を放棄しています。なので、せっかくチャンスが目の前に出てきてもそれを見て見ぬ振りをするか、言い訳を作って避ける傾向が極めて強いです。
それに対して「変われる人」というのは「まずはやってみよう」という意識が強く、失敗も含めてあれこれチャレンジしてみます。この挑戦と失敗の積み上げこそが、「変われる人」になるための重要な要素だと私は思っています。
ですので、私は社員に対して、本人にとってはもしかしたら「大きな壁」「ハードル」「めんどくさいこと」だと感じるようなことも、「まぁやってみなよ」といって渡すことをしているつもりです。「まずはやってみる」という意識を持ってくれると嬉しいなぁと内心思いながら。
与えられた仕事・タスクに対する意識
「変われない人」は仕事やタスクを振られたときに、何かしらの言い訳・理由づけをしてなんとか自分でやらずに済ませようとします。一方で「変われる人」はその逆です。そういう仕事やタスクが与えられたら、なんとかやろうとして自分の能力を最大限発揮して物事にあたります。そして、その仕事・タスクが仮に失敗したり、満足いかない結果だったとしても、次にどうしたらいいか?ということまで考えます。仕事・タスクを依頼する人は、見ていないように見えますが、実はそういった姿勢をものすごく見ています。なので、次にお願いをしたいと思ったときに、「変われる人」に優先的に声をかけることになります。
最終的に評価にまで繋がるという現実
自分が上の人で、部下たちを評価する立場だとしたら、これら状況を踏まえて「変われる人」と「変われない人」のどちらを評価しますか? 歴が長い、暗黙知を知っている、過去のことをよく知っている。というのはある意味一定の評価軸になりえますが、実際のところ会社というのは営利団体である以上、「会社の求めるアウトプットを、効率よく、精度高く、やる気をもって、出してくれる人」を優遇するのは自然なことです。「変わらない人」を会社として優遇するより、「変われる人」に経営資源(資金・資源・権限など)を投下する方が「会社全体にとってプラス」になるはずだからです。
「頑張っているのに評価されない」と嘆いている人は、もしかしたら上司から「変われない人」認定を受けていないでしょうか?
さて・・・あなたは「変われる人」ですか?「変われない人」ですか?