8Apr
この状況において「危ない」と感じるか「いや、全然大丈夫でしょ。騒ぎすぎ」と感じるかは個人差がありますが、それは普段の仕事における感染対策に関する意識の差かと思います。
これは普段からのリスクマネジメントをどこまで意識しているか?という「意識の差」で優劣ではないです。ただ、特に保育や医療、介護に関わる人は、日常的に「衛生」「感染対策」ということを意識して仕事をしているからこそ、行政や保護者や現場を知らない人との感覚とは差があるなと感じることが多々ありました。
私たちが関わっている「保育の現場」では、今回本当に「命の危険」を身近に感じます。
顕在化していないウィルスキャリアと接触しているのではないか?
自分がキャリアになってはいやしないか?
自分が感染をしてしまわないか?
結果として自分の一番大切な人を「死」に追いやってしまわないか?
そうした気持ちで戦いながら日々過ごしています。
国では「医療崩壊を防ぐ」と訴えています。しかし、忘れて欲しくないのは、その医療を支えているのが「保育」や「介護」の現場です。この機能が弱くなると医療など社会として重要な機能が維持できなくなる可能性があります。
「働けなくなったらどうするんだ?」
「仕事があるのに無理だ!」
「テレワークはそんなに甘いものではない、なめんな」
そうした社会の声は十分に分かっています。私たちは日常それを精一杯支えるために従事してきました。
でも、今一番大切なのは何でしょうか?
これは「命を守る」ということだと思うのです。
私たちも「感染の最前線」で戦っています。そしてこの戦いは今後も長期化することも予想されます。
保育現場や介護現場が疲弊しないために、感染リスクを出来る限り縮小できるよう、皆さんのご理解、ご協力をお願いしたい。
家庭保育ができる場合は、毎日登園を控えて欲しいとは言いません。(もちろん、ご協力いただけるのであればもちろん
交代で登園をすることや、時間短縮などで接触時間をお互いに減らすことにご協力をいただきたいのです。
そうすることで、今目の前に迫っている「医療崩壊」を防ぐために戦っている医療従事者の皆さんが、安心して仕事に迎える環境を私たちはその背後で整えたいと思っています。
また、自治体の方には是非そのような意思決定や情報発信を切にお願いしたいです。
私たち保育現場もギリギリまで頑張りますので、何卒お願いします。