15Jul
以前のエントリーで、財務諸表には経営者の方針が現れると書いたことがありますが、その中でも特に会社のB/Sにはその会社経営者の覚悟や魂が現れるといってよいと思います。
同じ業種であっても、無借金で手元キャッシュをしっかりとため込んで運営がある一方、積極的に借入を行って流動負債・固定負債が流動資産を上回っているところもあります。その経営方針については色々な考え方があり、正解はないとは思っています。
P/Lは単年度の事業収支なのですが、B/Sは長い時間をかけて築づきあげていった結果なのです。
したがって、B/Sにはその会社を経営している経営者の心や想い・願い・魂が現れやすいとも言えると思います。
ちなみに、当社は現在積極的に借入を行い、事業拡大を行っています。
創業まもない会社で、施設型事業を行う以上手元資金だけでは到底足りません。したがって外部から資金調達をする必要がありますが、それには「株式」による調達か、「借入」による調達かの二択しかありません。
株式を売って資金調達をするということは、結局のところ「会社の意思決定県を切り売りする」ということと同義であり、私が好むところではありません。「自分のやりたいことをやる。」ことが起業の目的の一つだけに、それを手放してまで「株式」での資金調達をするつもりはないからです。したがって、当社の場合は「金融機関からの借入」が外部資金調達のメインにならざるを得ないのです。