3Aug
「聞き上手」になることは、起業を志すに関わらずとても大切です。
他の人の話を聞かずに、自分の話ばかりをするような人は、他の人からの情報を取り入れることができないので、有益な情報を取り逃してしまいます。
起業家の中には、自分で意思決定ができることから、ついつい自分中心の話をもっていきがちな人が多いですが、他人の話を聞くことができる起業家の方がうまくいく確率が高いです。
しかし、一方で他人の話に感心しすぎるのも問題です。
他人の話に乗せられてしまって、自分自身でろくに判断せず行動すると、自分のやるべき「軸」が定まっていない状態であるがゆえに、あっちへフラフラ・こっちへフラフラと動きがちです。そうやってフラフラと決めた行動には信念がないため、最後までやり抜くことができないことが多くなるでしょう。
起業を志す人は、たとえ他人の意見を聞いても決めた場合でも、自社のことには自分で100%責任をもち「自分が決めたのだ」と信念をもって取り組む必要があります。意見を聞いて、行動をしたとき、自分のことであると信じることができるか? 他人のせいにしないで、自分で責任をとる姿勢を周囲の人は見ていますし、起業前からでもその「覚悟」は身につけられるものです。
起業プランを考えると同時に、そうした心のあり方も意識をすることで、起業後の成功確率を高めることができると私は思います。