1Mar

日々の行動がどこまで第三者から見たら「真剣」に見えるか。
これは別に創業期に関わらずですが、特に金も知名度も信用も何もない創業期の会社役員としての取り組みとしてものすごく大切なことだと思います。
日々の細かな行動にその人の仕事に対するやる気とか熱意とか本気度って出るんですよね。
いくら「やる気あります!」と言っても、そのプロセスをステークホルダーが納得できるか?が超大事です。
創業期は結果が出にくい時期なので、だからこそのプロセスにおける高速PDCAを回せるか? で、そのPDCAを応援してくれる人が納得できるか?(もとい、キチンと説明して理解して納得して応援し続けてもらえるか?)
別に創業期にかぎりませんが、「あ、こいつサボってんな」と、ステークホルダーに思われたら創業は終わりです。
その人自身の動き以外に何にも信用できるものはないですからね。
で、「やります!」「やりたいです!」と言ってるにも関わらず、そうした動きで手を抜くのがちょっとでも見えちゃうと、一気に冷めちゃうタイプです。わたくしは。
本気でやりたければ、創業期は私生活はないと思ったほうがよい。
金も実績も信用も何もない状況なんだったら、自分を燃やすしかないでしょ。そのくらいしないと他人は大切な「金」も出さないし「信用」もしないですよ。
それができないのに「やりたい」という人の「やりたい」は「(自分はそこまで私生活を犠牲にせずに、思ったような未来図を楽に描けて、ノーリスクに近い状態で、あわよくばウェイウェイできるなら)やりたい」という前提付きのヌルい「やりたい」にしかステークホルダーからは見えないと思うんですよ。
本人はきっと「違う」って言うんでしょうけどね。(笑
傍から見てれば分かりますよ。俺はそれをやってきた側の人間だから。
ちなみに、創業3年で潰れる会社が多い理由は実はここだと私は思ってます。
本人の「やりたい」と周囲や市場が求める(というより、ここくらいやれよというハードル)自分をどこまで注ぎ込めるかのズレは、なかなか本人は気づかないものです。残念ながら安きに流れるのが人間の本性ですから、よほど気を引き締めないと弛んでしまうんですよね。