15Jan
保育室の中で子どもたちがバタバタ駆け回る姿。
まぁ、ありますよね。
「走らないで!」
「お部屋の中は走りません!」
「やめて!」
こんな言葉を保育士が子どもにかけたりしていませんか? 確かに、静の活動と動の活動がゾーニングされずにごちゃごちゃしてたら「危ない」ですから声がけしてしまうのはわかります。
大切なことは「禁止」をすることではなく、子どもの”求め”に応じた「代替案」を提示すること。
部屋の中を走り回るのは、純粋に「身体を動かしたい!」といううちなる欲求を子どもたちは表しているだけ。それを「禁止」してやめさせることは、子ども主体ではなく、大人主体・保育士主体の考え方です。
例えば…
ゾーンを区切ってしっかり走ることができる環境を作ってあげる
体操やトランポリンなどを準備してそちらに誘ってみる。
などなど
大人の立場でも「◯◯してはダメ!」と一方的に言われるよりは、「◯◯は難しいけど、XXXならいいですよ」と言われた方が納得感がありますよね。
注意で終わるのは簡単ですが、それは「保育」ではありません。
子どもの行動は”欲求”の表れ。そしてその”欲求”の源泉はなにか? それを見極めた上で環境を整えてあげることが大切です。
その上で、子どもにも「納得感」を与えてあげられるといいですよね。