11Mar
11年前の今日、私の価値観・人生は大きく変わりました。
電車の中で本気で死を意識した絶望感
品川駅から徒歩で有楽町の事務所まで歩くときの謎の高揚感
TVから流れる津波の映像に感じた絶望感
妻と連絡が取れなかったときに強烈な不安感
mixiのメッセージで無事が確認できたときの腰が抜けるくらいの安心感
電車運休によって事務所で泊まったときの焦燥感
翌日の夕方にようやく自宅にたどり着いたときの幸福感
あのとき、あの瞬間、東京都内で仕事をしていなかったら、多分今の私はここにいないでしょう。
あのとき、家族との距離を感じなかったら、地元で仕事をするという選択はしなかったでしょう。
あの日、あの瞬間、私の人生は大きく変わりました。
家族から離れて、人間的な生活を放棄して、朝か晩まで都内で働くことの意味や意義を完全に見失いました。
でも、それでよかった。
今、ここでこうして仕事ができているのは、あの日・あの瞬間があったから。