22Mar
子どもは少しでも嬉しい・楽しい・おもしろいと感じると笑顔になります。
大好きなバスが目の前を通るだけで、大好きなキャラクターが描かれた看板を見るだけで、自分の気持ちに気づいてもらえた瞬間に笑顔になります。
しかし、そこに緊張感がちょっとでもあると、今度はあまり笑わなくなります。家族でお出かけだと思ってニコニコ笑顔で歩いていても、その行き先が病院の予防接種だと分かった瞬間に笑わなくなることはよくありますよね。
子どもは大人と違って、いわゆる「愛想笑い」や「作り笑い」というものがありません。純粋に楽しい・嬉しい・おもしろいと感じるときにしか笑顔にならないのです。
ですので、子どもの笑顔は自分の意思が尊重されていると感じているか? そしておもしろい・楽しい・嬉しいと感じられているか?という「保育の質」のバロメーターであると私は思っています。
ですので、クラスの中でたくさんの子どもの笑顔が見られる場合は、そのクラスが緊張感がなく、子どもたちが楽しい・嬉しい・おもしろいと感じられている証拠です。
子どもを笑顔にするためにどうすればいいか? 子どもが今何を欲しているか? そう意識して子どもを観察して必要な援助をしていく。
そう心がけることで、言葉遣いや子どもへの関わり方が大きく変わります。そういうことを続けることが、保育者としての心と技術をレベルアップさせていくのです。