14Apr
新年度に入り、いわゆる「慣らし保育」が始まっている園も多いのではないでしょうか?
特に0歳児・1歳児はクラスのほとんどが新入園児という状況なので、この時期は本当に大変な時期だと思います。初めての保護者から離れて泣いてしまうのは当たり前。保育士は泣いている子どもを一生懸命あやしますが、この”あやす”という行為は愛着形成にとってはとても重要です。
子どもが泣いているときの感情は「不安」「怒り」「悲しみ」などいろいろな感情が入り混じっています。
そうした感情を、ありのまま受け止めてもらう経験を積み重ねることで、その場や人(保育士等)に対して安心感を持ち始めるだけでなく、子ども自身も気持ちの収め方を学んでいきます。
そして、あやすときに重要なのは「共感」して「代弁」してあげること。
「嫌だったんだね」
「寂しいんだよね」
自分の気持ちを保育士が共感して代弁してもらうことで、泣くとなだめるを繰り返し、今の自分の気持ちを理解していくことができます。
愛着形成は保育だけでなく人として生きていく上での土台
安心感なくしては、いろいろなものへの探求・挑戦は生まれません。