10Feb
私は保育園の現場巡回を定期的に行っており、今後もそれはやめるつもりはありません。
巡回の目的は、先生たちの働いている雰囲気や園の雰囲気をそれとなく観察をすることで、人間関係に歪みが出ていないか?というアンテナを立てています。
それと同時に大事にしているのが子どもたちが私に対して寄ってくるか?というところ。
クラスの中で愛着形成がしっかりと育まれていたり、遊び込める環境がシッカリ作れているクラスの子どもは、私がクラスの外から見学していても「あ、いるわ」程度の反応で、一瞥してまた自分たちの遊びに戻ります。(まぁ、一部例外もありますが)
そうでないクラスほど、物珍しさも加わって私のところに寄ってくるのです。もちろん、年齢やその年の集団としての特性のようなものもありますが、この数年巡回を続けていて感じているところです。
その上で、気になったクラスは園長に確認します。確実に何かそのクラスでは起きているので。
そうした対話の中で、経営上の課題がときに見えてくることがあります。人事制度もそうですが、次年度に向けた異動・配属の件もそうです。不足しているな、と感じる研修や理念の伝え方などもそうですね。
経営スタイルは人それぞれなので正解はありません。
ただ、「現場との共通言語を作る」そのために「保育のことを社長自ら学ぶ」、そして「現場の様子を見る」
これは、保育事業経営者として欠かせざるものであると私は思っています。
こういう現場感を大事にする経営スタイルをこれからも続けていきたいと思いますし、それ故に会社の規模化を考えていない所以です。