7Feb
昨年40歳を超えて、徐々に「若手経営者」という単語が似合わなくなってきている今日この頃です。名実ともに中年の仲間入りをした気にもなってきていて、新卒で採用した社員などを見ていると「若いなぁ」と感じることも増えてきました。
金持ちという単語があります。そして、基本的に余程無欲な人でない限り、表立って言っているかどうかは別にしてみんな「金持ち」になりたいと思っているでしょう。ただ、ここ最近ふと感じることですが、「お金」よりも「時間」の方が貴重ではないか?ということです。時間はお金で買うことはできません。お金で解決出来ない問題も、実は時間が経てば解決するということもあるかもしれません。そういう意味では、「お金」よりも「時間」の方が価値があるし、人生において最も重要なものではないかとも最近思っています。
若いということは、基本的には年齢が上の人よりもその「時間」を多く持っているということです。寿命の長さは人それぞれなので、お金的な表現でいうところの「残金」のようなものは誰も分からないですが、統計的に若い人の方が残りの人生が長い。それだけで色々なことにチャレンジすることができる「ゆとり」があるといえます。
年をとるということは、若いころからその時間を使って培った「経験」や「知識」を使って、いかに効率よく時間を使うか?ということに考え方をシフトさせないといけません。なぜなら、残りの時間がどんどん短くなってくるから。今まで5つ選択肢を持つことができたことが、年齢を追うごとに4つになり、3つになり、最終的には選択肢がない状態になることもありえるでしょう。だからこそ、その選択肢を選ぶときに価値基準となる「経験」「知識」「知恵」を身につける時間の使い方を若い頃にはすべきだと思います。
「できるかどうか分からない。」違います。できるかどうか分からないからやらない、のではなく分からないから「とりあえずやってみる」なんです。失敗したとしてせいぜい会社に迷惑かけてお叱りを受けるだけです。死なないです。
若いということはそれだけで失敗をして経験を積むことができる時間的なチャンスがあるということを理解して欲しいなぁと思っています。