11Mar
0年前の震災のとき、前職の仕事でちょうど藤沢に向けて電車に乗っている最中でした。電車がかなり揺れて正直生きた心地がしませんでした。人生で初めて「これは死ぬかな。。。」と思いました。
電車が最寄り駅に到着し、そこで職場に戻る中で電話を掛け続けましたが妻とはまったく通じず、ただただイライラと不安をつのらせながらあるき続きました。
最終的に、mixiのメッセージ機能で妻が保育所に娘たちを迎えにいっていることが分かり生存確認ができました。そのときには、ニュースの画面には津波で押し流される東北地方の海岸沿いの風景が。。。
そのときの、家族が無事だと確認できたときの安堵感で腰が抜けそうな感覚は今でも覚えています。
結局その日はつくばエクスプレスが早々に運転を諦めたこともあり、社内で夜を過ごして翌日の夕方くらいにようやく自宅に帰り着きました。
「家族の近く(地元)で仕事をしよう。」
「未来に関わる仕事をしよう。」
なんとなく「自分の生き方」に迷っていた時期、そういう決意をする背中を押したのは、10年前の今日の出来事でした。
あれから10年。
あのころの自分からみて、今の自分はどんな風に見えているだろうか? ふとそんなことを思います。