30Aug

面接のときに「ピアノが苦手なんですが大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。実は結構な頻度で聞かれるので、それだけ苦手意識がある人は多いんでしょうね。
ピアノが弾けないと保育士は失格でしょうか?
少なくとも、当社ではそのように考えていません。
それはなぜか?
答えはものすごく単純なものです。
「他のもので代わりができるから」です。
ピアノが苦手な先生の中には、アカペラで頑張ってる先生もいます。
ピアノの代わりにギターを使う先生もいます。
なんなら、CDをかけて歌を歌ってもいいです。
こう言うと
保育士はピアノが弾けて一人前
私も頑張って弾いているんだから、あなたも弾きなさい!
みたいなことを言う人もいますし、そうした無言のプレッシャーを感じる人もいると聞きます。
なんですかね、なぞの体育会系ノリは。
もちろん、弾けたほうが保育の幅が広がりますし、弾けるように努力を続けることは保育士としてのスキル向上には必要だと思います。
でも、大事にしてもらいたいのが、「何のためにピアノを弾くのか?」です。
その時間の目的は何か? 何のために「ピアノ」を使って歌やダンスなどを行うのか?
ピアノでなければ駄目というのは、手段であるはずの「ピアノ」が目的化しているんじゃないですか?
でも、ピアノはあくまで保育を展開するための「ツール」です。
なので、子どもの気持ちに寄り添えるのであれば、ピアノが弾けないくらいで引け目を感じる必要は全くないです。