27Feb

子ども主体の保育を展開していこうとすると、基本的に子どもを叱る・怒る・恐怖で支配する。という考えはなくなっていくはずです。
しかし、どの保育園にもまだまだ昭和の保育から頭の切り替えができない保育士、または昔からの威圧したり恐怖で支配することが保育だと勘違いしている保育士がいるのではないでしょうか?
子ども主体の保育は時間がかかるし、保育士側の忍耐力も試されますので。楽な方に流される保育士が出てきてしまいます。(特に学ばない保育士歴だけ長い先生に多いですね)
そういう保育士は、子どもに寄り添って怒らずに丁寧に語りかけをしている同僚の保育士に対してこんなことを言ったりします。
「先生は優しいから子どもに舐められるのよ」
「しっかり怒らないと子どものためにならないわよ」
保育士は共感性がとても高い職種だと私は思っています。そういう共感性の高さはこういうときに悪いと思っていても同調するという状況を生み出してしまう場合があります。
本当は怒りたくないのに、同僚や先輩から「怒らないといけない」という雰囲気を作られることで、不本意ながら怒ってしまっている自分自身に罪悪感を感じている保育士もきっといます。
そもそも「怒らなきゃだめ」って時代遅れも甚だしいアドバイスを、真摯に子どもに向き合おうと努力している人にすることで足を引っ張ることはやめて欲しいですね。
もし、自分の働いている保育室内がそんな環境なのだったら、子どものために上司(園長・主任など)に相談しましょう。そして、しかるべき対処をしてもらえるよう働きかけましょう。