21Jan
役職についているとどうしても自分が「偉い」「優れている」と勘違いしてしまいます。役職がついた途端に横柄な態度をとったりしてしまう人もいます。事実、部下をもったりやれる権限が広がったりするので、そういう気持ちになってしまうことは分からなくはないです。
しかし、役職というのは「役割」の違いであって、人や働く仲間の間での上下を決めるものではありません。
私が考える役職者とはスキルや知識も大切なのですが、それ以前に「人間性」の高い人です。はっきり言って、当社には素直でない人・人に対して真摯に向き合えない人は必要ありません。
社長には社長しかできない「役割」があります。
園長には園長にしかできない「役割」があります。
一保育士にはその人にしかできない「役割」があります。
すべては「役割」なのです。
人間性が高い人というのは、「素直であること」「ありがとう・ごめんなさいが言えること」「約束は守ること」「嘘はつかないこと」「自分の誤りや欠点を素直に認めることができること」などを当たり前のようにできる人のことです。
そしてその人間性に役職がついてくるんです。
肩書きで語るのではなく、自分自身の軸を持っていれば自然と人はついてきます。
でも、当たり前のことを当たり前のように行う。これって単純なようでなかなか難しいんです。
そのためにも日々の行動や知識の積み重ねによって、人間性を高めていくことがとても大切なのです。
ちなみに、保育現場は保育園としての収入が一定以上にならない事業構造のため、給料を上げるためには役職を上げていく(または役割を増やしていく)しかありません。