22Jan
とある有名な起業家の方(ロケット飛ばしたりしてますね)が「保育士なんて子どもと遊んでいるだけでしょ」という発言をされて、ネットニュースで炎上したことがありました。
でも、これって保育の現場を知らない・興味がない一般人の人からみた保育士の仕事像なんだと思います。そして、そうした外部環境だからかもしれませんが、保育士さん自身の口からも「保育士の地位が低い」という発言もSNSなどを中心によく目にします。
でもちょっと待ってください。
自分はその「地位」というものが向上するために何かしましたか?
自分たちが子どもたちにしている関わりや専門知識を、保護者や地域社会に対して発信してきましたか?
そういった情報が一切発信されないから、「保育士は誰でもできる」「保育士は子どもと遊んでいるだけでしょ」と社会が認識してしまっているのではないでしょうか?
保育士は保育の専門職であり探求者であることを、専門知識の発信を通して世の中に示していかなければ、「保育士=子守り」というイメージはなくなりません。
ちなみに、元々同じような福祉の領域で看護師はこうした活動を看護師自身だけでなく業界全体を通して、長い歴史を通して世の中に訴えてきました。看護士を看護”師”へ名称変更し、医師の”師”をつけさせたのも業界としての地道な社会への訴求からです。ですから、看護師の社会的地位は高いのです。
保育士を舐めないで欲しい。
保育士が下に見られてムカつく。
こんなに忙しいのに分かってくれない!
とマイナスな発言をするよりも、「私たち保育士は子どものために、こういった専門知識を身につけ、日々研鑽を積んでいるんだ」ということを社会に発信していくことが大切です。
自ら発信していかない人には誰も気づいてくれませんよ。