11Aug

話をするのが苦手、という人がいる。聞くのは得意なんだけど、いざ自分が話をするとなるとうまく話すことができない。という人だ。仕事柄色々な人とは話をすることが多いが、こういう人の特徴はだいたい次の通りであることが多い。
- 何を言いたいか頭が整理されていないので、話が支離滅裂になる。
- 話し出すと頭が真っ白になって、自分が何を話をしているかわからなくなる。
- 事実の説明と本人の意見を混同しており、聞いている側が混乱する。
- 本題に入るまでの前置きが長過ぎる。
- 話をすることに必死過ぎて、こちらのリアクションを見ている余裕がない。
私は「話がうまい」と言われることが多いが、別に自分自身でうまいと思ったことはあまりなく、むしろ話をした後に「あ〜もっとこう言えば良かった。。。」と反省することが多い。それでも、多分一定の評価をしてもらえているのは話をする前に次のことをしているからだと思う。
- 話をする前に(特に大切な話の前は念入りに)対話のシミュレーションをする。
- 結論→背景→その理由→結論ということを、ワンセンテンスごとに意識して話をする。
- 話をする前に「何を話すか」という要旨をメモや頭の中で整理をしてから話をする。
口下手であることを気にしている人が多いが、口達者よりも口下手でも心がこもった話し方をしている人の方が信頼はされやすい。人はペラペラ喋る人のことを無意識で警戒するようになっていると思う。