21May
創業当初から黒字化達成!
営業活動は一切不要。責任をもって開業支援をします!
こうした煽り文句のフランチャイズ事業の広告を見たことはありませんか? 創業塾などという名前でやってて、蓋を開けてみたら単なるFC募集説明会だった。という話もよく聞く話です。
投資情報などにも同じことが言えますが、起業の領域でも「楽して儲けられる」という情報は溢れています。ネットの情報だけでなく、リアルで話をする人も誰でも儲かるといいながら、実際儲かっているのは主催者やごく一部の人だったり、そもそも嘘の情報だったりすることはよくあることです。そもそも、儲かるのが確実ならなぜその人は自分でやらないんでしょうか? 儲からない何か要因があるからですよね。
インターネットが発達し、色々な情報が世の中に出回っています。起業に関する情報もたくさんありふれています。本当の情報もありますが、いかにも本当のように書かれている情報や、嘘までいかないにしても誇張をしている情報もたくさんあります。こうした情報の中から、取捨選択して正しい情報を選り分けていくのはあなた自身です。まぁ、それも起業の楽しみの一つではあると思いますが。
また、創業した後もそうした「甘い儲け話」は要注意です。特に創業当時は予想していた通りの顧客獲得ができなかったりして資金繰りが厳しくなることが普通です。(開業当初からバンバン受注が取れたり、起業前に作った事業計画通りいくことはまぁありませんし、私は見たことがありません。)そうしたときに、「楽して儲かる」という単語には心がなびいてしまうこともあるでしょう。かくゆう私も、そうした気持ちが生まれなかった訳ではないですし。
私の周囲にも一生懸命、志を立てて事業をコツコツやっていたのに、しばらくぶりにあったら地道な努力をやめて「手間をかけずに儲かる」という”事業”にのめり込んでしまった人を知っています。実際は加盟料やら高い商材を購入させられて(リスクのない仲卸のようなビジネスだと説明されたみたいです)結局鳴かず飛ばずで多額の赤字を抱えてその”事業”をやめてしまいました。
なので、こうした情報や煽り文句を見たときは、一度冷静になってよく考えてみましょう。
そのビジネスをなぜその人は人にやらせるのでしょうか? なぜ、自分に情報を提供しようとしているのでしょうか?
そして、なによりそのビジネス・事業をやることは、本当に自分の会社にとって「必要不可欠」であり、創業に向けて(創業後は創業前に考えていた)顧客に喜んでもらえるものでしょうか?
創業した以上、会社を守るのも潰すのも自分自身です。冷静な視点・客観的な視点を持つように意識をすることが経営者には求められるのです。