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努力の背景へ想いを伸ばす

「社長は仕事ができるから」「社長はそういうのが得意だから」このセリフをときどき社員に言われますが、そのとき少しイラッとする自分がいます。

人が何かをできているのを見て「才能があるからできるんだ」と考えるのは、とても大きな誤りです。その人が何も努力せず、自分よりも努力していないにも関わらず、同じことが自分よりできるのであればそれは「才能」かもしれません。

でも、それって本当でしょうか? 確かにそういったケースはあるかと思いますが、実際はその人は見えないところで努力をしていたり、今までの経験で努力を積み重ねてきているから、あなたよりできるのではないでしょうか? そうした努力の背景があるから「できるようになった」のであって、何もせずにできるようになった人など、ほとんどいないと私は思います。(極稀に天才と呼ばれる人はいますが、ほぼほぼすべての人には当てはまらないと思います。)

そうした、努力の背景へ想いを伸ばさず、「才能があるから」「得意だから」の一言で片付けることが、どれだけその人に対して失礼なことを言っているか。 逆の立場に立ったときに、自分の過去の努力を無視して、「あなたは才能があるから」と言われたら、どう感じるでしょうか?

表面的なものごとを見て評価するのではなく、その人の努力の背景に気づき、そこに対して尊敬の念を持ち、自分がそうなるにはどうすればよいかを考える方が「どうせ、私は才能がないから」「どうせ、私にはできないから」と他者比較をして諦めるよりよほど成長的ではないかと思うのです。

ですので、最初に書いたセリフをいわれたときには「いや、得意になるように今まで努力してきたからできるんだよ」と教えるようにしています。

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