15Feb
10年以上も経営者をやっていると、ありがたいことに直接ご連絡いただいたり紹介を通して、「ちょっと話を聞かせて欲しい」や「自分の考え方を聞いてもらいたい」などいただくことがあります。
私も、自分自身を客観的にみる良い機会でもあるので、なるべくそういう創業前の方とお会いしてお話をさせていただきます。
そういうときによく聞かれるのが「創業前に色々な先輩経営者とお会いして話をしたいのですが、これって効果的ですか?」という質問です。
もちろん、自分がこれから起業する業界や領域において既に起業して実際に稼いでいる人に会って話をすることはとても効果的です。
会ってくれるならですけど。
世の中の他の社長さんや場合によっては理事長さんや事務長さんなどは、なかなかお会いするためのハードルが高い方がいます。そういう方に会いに行きたいと息巻いているにも関わらず、時々「あれ? この人何しにきたんだろ?」という人がいます。。
・自分のやりたいことが完結かつ明確に説明できない。
・今の課題とこれからの課題を認識していない。
・”やりたい”と”やる”の区別がついていない
などなど
正直覚悟が決まっていない方とお会いするのは時間の無駄と感じることがあります。
つまり
・相手にとってメリットになるものはなにか?
・自分のやりたいことと相手のやりたいことが少しでもクロスするようなものがあるか?
というところの意識が必要なのかなぁとそういう方を見ていて思います。
私自身は創業当初の苦労を覚えていますので、比較的お会いするハードルは低く「なんか面白そうな人だな」くらいのレベル感でよいのですが、具体的なビジネスプランややりたいことが固まってない中で会うのは時間の無駄。と言い切る社長さんも多くいます。
基本的に、みなさんとても忙しいので、稼いでいる方に無償であってもらうことはほぼ不可能と思った方がよいです。
稼いでもいない人に会うモチベーションは何もない。という人がほとんどだと思います。
でも、「起業しようとしていると言えば、応援してくれるはず」という勘違いをされている方も多く。これも、起業塾やら創業塾やらで、ハンズオン型という謎のフレーズで手取り足取り起業をさせる仕掛けの悪影響なのだと思っています。