18Feb
社会人生活を送る中においては、人との関わり合いは避けて通れません。人は当たり前ですが「他人」であるため、自分の考え方と100%合致することはありません。そのため、付き合いの中で「本音と建前」の使い分けに困った。という経験はみんなあると思います。
例えば、会議の中でA案とB案のどちらかがよいか?という議題になったとき、自分以外の参加者がA案に賛同したとします。
そのとき、本心では「本当はB案の方がいい」と思っていた経験は、おそらくきっとあるはずです。
自分がB案がいいと言い出すことで会議が長引いてみんなに迷惑をかけるのではないか?という配慮から「A案がいい」と言ってしまったことがあるはずです。
「建前」というものは、その場の空気を読んで、自分の意見を表に出さなかったり、本音をあえて控えたりするときに使われます。
しかし、いつも本音を隠して建前ばかりの態度では、建設的な話ができないだけでなく、相手との関係性も深まっていきません。
ましてや、本音では違うと思っていることを、建前でやり続けることは、思った以上に自分にとってもストレスがかかるものです。
自分の本音を表すときに必要なのは、相手への思いやりであり配慮です。
それさえ忘れなければ、本音でぶつかることで相手との人間関係が悪くなることは、そう多くはありません。(もし、それで人間関係が悪くなるようなら、それはその程度の付き合いの人なので、ソッとその人からは離れればよいのです)
何でもかんでも自分の思ったことをそのまま口に出すことも人間関係を構築していく上で問題ですが、自分の考えを一切表に出さない人もまた人からの信用を勝ち取ることが難しいと私は思います。