22Feb
園内や園外での子どもへの声がけですが、その声の大きさを意識したことありますか?
よく見る光景ではありますが、
自分から離れた子どもに「△△△さん!」って大声で呼びかけていませんか?
実はこうした大声で子どもへ呼びかけをすること自体が、子どもを騒がしくする原因になっている場合があります。
なぜか?
理由は簡単で「遊び込んでいる子の集中を途切れさせてしまう」からです。
保育士は「その子」に話しかけているつもりでも、その声は周囲の子どもたちみんなに聞こえています。年長クラスなどで担任の先生が一人ならまだしも、未満児クラスで複数の先生がそんな感じで、大きな声を出し合っていたら、自分が子どもの立場でも落ち着かないですよね。
ちなみに、実は保育園の騒音問題については、その多くが子どもの声ではなく「先生が大声で子どもに指示を出している声が耳障りで仕方ない」など大人が発している音が要因になっていることが多いんですよ。保育士のみなさんは自分が思っている以上に大声で叫んでいるケースが多いということですね。
では、どうすればよいか?
声をかけたい子どものそばに行って、その子が聞こえるだけの大きさの声で伝える。ただ、これだけです。
こうすることで、遊びこんでいる子どもの集中力を切らせることがないため、保育室内が落ち着いてきます。
※もちろん、いきなり落ち着くわけではないですよ。少しずつ意識することで、保育室内は落ち着いてきます。
大声で子どもを呼ぶことに慣れてしまっていると、改善するのは相当意識をしないといけません。でも、意識してやってみてはどうでしょうか?
保育園とは先生の大声での声がけや指示の声が飛び交う場所ではありません。