7Feb
私は仕事柄、自園だけでなく他園の保育士さんをかなりたくさん見てきています。仕事の仕方まで観察させてもらった人だと、ざっくり3,000人以上はお会いしています。
そうした中、この人と一緒に仕事がしたいと感じる素敵な保育士さんがいる一方、どうしようもない社会人として低レベルな保育士さんもたくさん見てきました。こんな保育士になっていないか? こういう保育士さんが周囲にいた場合は、上長に相談して指導をしてもらった方がよい保育士をいくつか紹介します。
1.恐怖で子どもを支配する
子どもを怒鳴る、叱りつけるなど、「恐怖」で子どもを統制しようとする保育士。残念ながら「統制して動かす」ことが保育士としてのスキルが高いと勘違いしている保育士もここに含まれます。
はっきり言います。こういう保育士は「時代遅れ」ですし、保育所保育指針などで書かれている国が定める子どもとの関わりをキチンと理解できていない人です。保育士としての勉強もしていないということですね。
ちなみに、私は保育士というのは「国家資格」である以上、国が定めた方針が仮に180度変わったとしてもそれに従うべきだという考えです。国が掲げる基本方針を守って初めて「自分の保育観」というものが出てきます。方針に従えないなら「保育士」を名乗ってはいけないのです。それが国家資格です。
2.嫌味を言う
いますよね、保育園に限らずどんな職場にもこういう人(苦笑
どんな小さなミスでも見逃さず、嫌味を言ってきます。他人を見下すことでしか、承認欲求を満たすことができない自己肯定感が低い保育士
こういう人は他者との比較でしか自分の立ち位置を確認できない、ある意味かわいそうな人です。
また、こちらが見ていると、その人の仕事の方が荒くて適当な場合が多いです。
こういう人から嫌味を言われたら、「ご指摘ありがとうございます!(ニコ」と笑って、言っていることをは聞き流しましょう。どうせ、自分では何もできないのですから。
3.経験年数でマウントする
これは、どの年代でもいるパターンですが、どちらかというと経験が長い年配の保育士の方が陥りやすいパターンです。
私は間違ってない。昔からこのやり方でうまくいってきた。私の言うことを聞いていたら間違いない。など経験年数をもとに他の保育士をマウントしようとします。
私自身、過去の経験なんて参考程度でしか考えていません。なぜなら、すでに今は「過去」ではないからです。時代は流れ、変化し続けています。その流れを無視して過去のやり方・成功体験に囚われて、「経験」という努力では覆せないものを根拠にして他者をマウントして言うことを聞かせる保育士は、私は好きではありません。
ただ、このパターンの場合プライドをへし折ることで、そこから「なにくそ」と這い上がってくる人もいます。へし折り方が大事ですけど、人材育成の観点からはまだ対応しやすいパターンです。
4.何も教えてくれない
よく保育現場の新人の悩みに「見て覚えて」というのがあります。保育士という仕事はマニュアル化できないものが多く、職人のようなこのセリフは一見職人っぽく聞こえます。
でも、こういうセリフを言う保育士は、要するに「私は教えるスキルがありません。」「私は後輩を指導する力がありません。」ということを堂々と自分自身で言っているのに他なりません。
で、このパターンのよくあるあるが、教えてあげてもいないのに新人に対して「あの子は使えない」と言ったりするんですよね。それ、教えて使えるようにするのはあなたの「仕事」ですから。仕事放棄してます。と言われてもねぇ。と思ってしまいます。
このような保育士と仕事で組んでしまった場合は、速やかに園長や主任に相談をしましょう。我慢をしても自覚がない場合が多く、何もいいことはありませんよ。園長・主任が相談に乗ってくれないならその上です。